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高い中性脂肪値は【脂質異常症】確定 自覚症状のないサイレントキラー

投稿日:2016年10月17日 更新日:

近頃お腹の出っ張りが気になり始めた。毎日の残業や接待で不規則な食生活を送っている。見た目は全然太っていないのに中世脂肪値がいつも高め。

毎年の健康診断結果を気にしつつも、仕事の後のビールとおいしい食事はストレス解消のひとつでもありますよね。

そんな働きざかりのあなたに、足音もなく忍びよるサイレントキラー。その正体とは!

 

脂質異常症とは血液中の脂質代謝バランスが崩れた状態

血液中の「脂質」とはどのようなものなのでしょうか。

健康診断でもよく耳にする、中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロールに注目してその働きを見ていきましょう。

 

中性脂肪(トリグリセライド)

人間の体を動かすエネルギー源です。食物から取り込まれ小腸から吸収されて血液中へ運ばれます。しかし、糖質や動物性脂肪を取り過ぎると皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積され肥満や生活習慣病の要因となってしまいます。

 

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)

血管や組織に運ばれる途中のコレステロールです。増えすぎると血管の壁に必要以上にコレステロールがたまり、動脈硬化を進行させます。

 

HDLコレステロール(善玉コレステロール)

血管や組織に余っていた悪影響を与える量のコレステロールを細胞壁から運び出す役割があります。余分なコレステロールを回収するため善玉と呼ばれています。

 

この3つの脂質は、メタボが気になる責任世代の会話にはよく登場する、メジャーな用語ではありますが、数値ばかりに目がいってその役割についてはよく理解していなかったという方も多いのではないでしょうか。

ともすれば、悪者に扱われがちな脂質ですが、生きていく上で欠かせないものであることは間違いありません。

しかし、血液中の悪玉コレステロールが多すぎたり善玉コレステロールが少なすぎたりしてバランスが崩れると、代謝がうまくいかなる場合があります。その状態が脂質異常です。

 

また、以前は「脂質異常症」は「高脂血症」と言われていましたが、HDLコレステロール値が低い場合でも動脈硬化などのリスクが高くなるため、現在は「脂質異常症」に改名されています。

 

3つの脂質異常は連動して発症する

実は、コレステロールも中性脂肪も単独で血液中に存在しているのではなく、水には溶けない特殊なたんぱく質にくっついて運ばれているのです。この運搬容器を「リポ蛋白」といいいくつかの種類に分類されます。主なものが次の3種類です。

超低密度リポ蛋白

VLDL

中性脂肪が約55% コレステロール、リン脂質が約20%
低密度リポ蛋白

LDL

中性脂肪、リン脂質が約20% コレステロールが約45%
高密度リポ蛋白

HDL

中性脂肪が約3% コレステロールが30% リン脂質が約50%

 

この密接に絡み合った脂質の代謝バランスが崩れるとはどういうことなのか、それぞれの判断基準値と特徴についてみていきましょう。

 

中性脂肪値が高い 高トリグリセライド血症

―判断基準値:150mg/dl以上

中性脂肪が多すぎる状態です。数値が高い状態が続くと、激痛を伴う急性膵炎の発症や、糖尿病を合併しやすくなります。そして肝臓へ蓄積されると脂肪肝となり、肝硬変や肝臓がんを併発する可能性が高くなります。

 

さらに、中性脂肪値が高い方は、超悪玉と呼ばれているスモールデンスLDLを多くもっているとされています。粒子が小さい分、血管や組織に入り込みやすく長くとどまるため、動脈硬化や心筋梗塞を起こしやすくなるので注意が必要です。

 

LDLコレステロール値が高い 高LDLコレステロール血症

―判断基準値:140mg/dl以上

悪玉とされるLDLコレステロールが多い状態です。脂質異常かどうかを知るための重要な指標になります。その中でも家族型高コレステロール血症は遺伝的なものなので、動脈硬化へ進行しやすいため早めの治療が必要です。

 

また、高血圧や糖尿病で血管に負担がかかると、増加したコレステロールがプラークを生成します。それが破れたときは血のかたまりとなって血流が途絶え、アテローム動脈硬化を起こしてしまいますので危険です。

 

境界域高コレステロール血症とは?

―判断基準値:LDLコレステロール値が120~139mg/dl

他にも疾患が見つかれば薬物療法などで治療していきます。見つからない場合は、食事療法や運動療法で改善していきます。生活習慣改善の必要性を伝えるための新しい基準としての数値です。

 

HDLコレステロール値が低い 低HDLコレステロール血症

―判断基準値:40mg/dl未満

善玉といわれるHDLコレステロールが少なすぎる状態です。悪玉コレステロールを取り除くコレステロールが少ないと細胞壁がうまく作られなくなってしまいます。そのため動脈硬化の要因となり、甲状腺機能障害、肝機能障害なども起こりやすくなります。

 

このように中性脂肪が増えるにつれリポたんぱく質のVLDLも増え、VLDLが増えるとLDLが増え悪玉コレステロールがどんどん増加していき、高コレステロール血症へ進行。

さらに、HDLコレステロールの材料が減ってしまうと、善玉の少ない低コレステロール血症へと進行していくことがわかります。

そして、高コレステロール血症と低コレステロール血症には反比例の関係ができあがるという連鎖が見えてきます。

 

3つの脂質のバランスがとれていると血液はスムーズに流れていきますが、ひとたびバランスが崩れてしまうと、それぞれが密接に絡み合っているため、脂質異常という戦いが始まってしまうのです。

 

自覚症状のない脂質異常症 知った時が改め時

普段、目には見えない血液の流れを意識することはしません。痛くもかゆくもないからといってそのままにしておくと、やがてドロドロ血液になり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中を引き起こす危険性があります。

放っておかないで脂肪分の多い食事を控え、適度な運動で生活習慣の改善をしていきましょう。

また、数値が低くても栄養障害やそれを引き起こす病気が潜んでいることもありますので油断は禁物です。

 

まとめ

食事のコントロールや体を動かすことが大事とわかっていても、仕事終わりの飲み会ははずせないし、休日は家でゴロゴロしていたい、アルコールやタバコからの脱却もなかなかできそうもないという声が聞こえてきそうですね。

しかし、サイレントキラーは常にあなたを狙っています。そして脂質異常症は静かに進行しているかもしれません。

忙しい毎日ですが、時には体の声に耳を傾け、いたわってあげてください。

来年の健康診断を笑顔で迎えられるよう無理せずできることから始めていきましょう。

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