健康診断で中性脂肪地を見て「ヤバイ!」と思っているあなた。その中性脂肪、正しい方法をもって行動すれば確実に減らすことが可能です。生活習慣病に悩む前に、今から行動しておきませんか?

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中性脂肪が高いと何が問題なの? 様々な病気の引き金になっちゃいます!

投稿日:2016年10月17日 更新日:

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中性脂肪値が高いと知っても、実感がわかないことから、

何が問題?
生活習慣を見直す必要ってある?

と逆キレ気味のあなた。
何かと理由をつけて、逃げるのはやめましょう。後回しにすると、危険です!本当に病気になっちゃいますよ。

中性脂肪が高いまま放置すると医師の助けが必要な怖い病気になる

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中性脂肪値が高めでも、すぐに要治療とはならず、経過観察でスルーされることがあります。でもそれは、今まで通りの生活をして様子を見ましょうね、というイージーなアドバイスではございません。

経過観察の段階ならば、薬を飲んで治療しなくても、自力で数値を下げることができるので、自覚症状がなくても、何か病気のリスクを下げる対策をしましょうということです。

ここでいう病気とは、最終的には医者の助けが必要になる、私たちの命に関わる病気です。もし何もせず放っておくと、私たちの体はどう変化していくのでしょう?中性脂肪が取り返しのつかない病気を引き起こすまでの過程を見ていきましょう。

自力で改善が可能なのは動脈硬化まで

【動脈硬化へのお近づき要素①】食べ癖と運動不足が内臓脂肪をためる

私たちが食事からとるべき栄養素はたくさんあります。「五大栄養素」や、「一日30品目」など、食事バランスが重要であることはよく知られていますね。

でも、私たちが美味しい、食べたいと感じるのは、糖や脂肪できたものがほとんどです。

人生最後の食事に、死に際に、まさか野草をリクエストする人はいませんよね。主食の炭水化物、油もの、甘いもの、果物、お酒、これらはどれも、中性脂肪の材料になったり、中性脂肪合成を促したりします。

規格外の中性脂肪が作られても、エネルギー源として消費してしまえば問題ございません。ただし、それには相当な運動をしないと不可能ですよね。最後は脂肪組織に蓄えられてしまいます。

このとき、蓄えられた場所が、内臓の周りであれば「内臓脂肪」、皮膚の下であれば「皮下脂肪」となります。危険なのは内臓脂肪。内臓脂肪は、落としやすいのですが要注意です。

【動脈硬化へのカウントダウン2…】内臓脂肪が生理活性物質を分泌する

もっと詳しく言うと、内臓脂肪とは腸間膜(腸を包んでいる膜)のまわりにたまった脂肪を指します。内臓脂肪がたまると、脂肪酸がたくさん血液に放出され肝臓で中性脂肪の合成が進むので、中性脂肪値は高くなり、脂質異常症になります。

さらに、脂肪細胞からはアディポサイトカインという生理活性物質が分泌されています。内臓脂肪が増えると、生活習慣病のリスクを上げる悪玉アディポサイトカインの分泌量が増え、病気から体を守る善玉アディポサイトカインの分泌量が減るしくみです。

その結果、血圧が上がったり、インスリンの効きが悪くなって高血糖になったり、動脈硬化を防ぐ働きが妨げられたりします。

【動脈硬化へのカウントダウン1…】脂質異常症が動脈硬化を進行させる

内臓脂肪がもたらす脂質異常症は、3つ種類がございます。1つでも当てはまると、脂質異常症と診断されます。

  • 高トリグリセライド血症(中性脂肪値が150mg/dl以上)
  • 高LDLコレステロール血症(LDLコレステロール値が140mg/dl以上)
  • 低HDLコレステロール血症(HDLコレステロール値が40mg/dl未満)

中性脂肪値が高いということは、中性脂肪やコレステロールで作られるリポたんぱくVLDL中の中性脂肪が多いということなのですが、VLDLはその後リポたんぱくLDLに変化するので、結局LDLコレステロール値も高くなりがちです。

脂質異常症そのものは、痛みもなく自覚症状がほとんどありません。それなのに、高血圧や高血糖とならんで問題視されるのは、何より動脈硬化を起こりやすくすること、そして進行させ、悪化させることが大きな理由と言えます。

自力で改善がのぞめない冠動脈疾患や脳血管疾患

動脈硬化もまた、はじめは症状があっても比較的軽いので、自覚症状がないまま進行しているケースが少なくありません。

しかし、動脈硬化が進行すると血液の流れが悪くなります。血液は必要な酸素や栄養を全身の臓器へ届けているので、動脈硬化が進むと私たちの細胞は活動することができなくなって、場合によっては命に関わるような病気へつながっていくのです。

動脈硬化は、血管がつまったり破れたりすることで、冠動脈疾患や脳血管疾患などの病気を引き起こします。

心筋梗塞や狭心症、脳梗塞や脳出血など、どの病気も迅速に適切に処置しないと、取り返しのつかない後遺症が残ったり、突然死したりする、私たちの人生や私たちの家族の人生をも左右する重大な病気です。

これらの重大な病気の発症を避けるために今私たちができるのは、動脈硬化が進む前に目の前の中性脂肪と向き合うことです。脂質異常症の基本的な治療は、食事療法や運動療法など、私たちが自力で実践していけることばかりです。

ごはんのおかわりをやめる、ビールを1本減らす、1つ先のバス停まで歩いてみる、お風呂上りにストレッチする、などなど、できることからはじめてみませんか?途方に暮れることなく、適切な対策を積み重ねていけば、健康を取り戻すこともできる位置にいるのが、高い中性脂肪値なのです。

 

動脈硬化の犯人は中性脂肪と悪玉LDLコレステロール

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今度は動脈硬化の犯人とメカニズムについて詳しく見ていきましょう。動脈硬化の中でも、脂質異常症と最も関係がある粥状動脈硬化のプロセスです。

中性脂肪が増えると超悪玉コレステロールも増える

中性脂肪が増えるとLDL悪玉コレステロールも増えていくという、リポたんぱくVLDLからLDLへの変化については先に説明しましたよね。

実は中性脂肪値が高いと、超悪玉と呼ばれる小型のLDLコレステロールも増えていくのです。粒子が小さく血管壁に入り込みやすいので、動脈硬化を促進しやすいタイプとして「超悪玉」と不名誉な怖ろしい名前がついています。

増えすぎた悪玉LDLコレステロールが血管壁に入り込み酸化する

高血圧や喫煙などで血管壁に傷がつきひび割れると、ひび割れた隙間から悪玉LDLコレステロールや超悪玉コレステロールが入り込みます。

血管壁内に入り込んだ悪玉LDLコレステロールは活性酸素によって酸化し、変性LDLとなります。変性LDLは血管壁内に沈着しやすくどんどんたまっていきます。

マクロファージが変性LDLをたべて泡沫細胞になる

私たちの体が変性LDLを異物と認識して排除しようとすると、白血球の一種で、ごみ処理を担当するマクロファージが出動します。

マクロファージが血管壁にやってきて変性LDLをたべ続けると、変性LDLに含まれるコレステロールを自分の中にため込んで大きくなります。マクロファージは大きくなりすぎて処理不能になると、泡沫細胞となって死滅します。

血管壁が盛り上がり動脈硬化が起こる

血管壁内に、死滅したマクロファージの残骸などが粥状にたまると、血管壁が肥厚して盛り上がり、血管の内腔が狭くなるので血液が流れにくくなります。

すべての異常は血管壁に悪玉LDLコレステロールが入り込んだことからはじまっていますね。そのコレステロールが増える要因になっているのは中性脂肪の増加です。

犯人は推理通りといったところでしょうか?

 

まとめ

中性脂肪が、動脈硬化やさらには命に関わるリスクの高い病気を引き起こすことがわかりましたね。

また、脂質異常症を改善するためには、身近な生活習慣を変えていくことが大切であることにも気づいていただけたのではないでしょうか?

どんなに優れた医者や専門家でも、どんなにあなたを大切に思う家族や友人でも、あなたにアドバイスや協力をすることはできますが、あなたの代わりに食事をしたり運動したりすることはできません。あなたの体を守れるのは、あなたしかいないのではないでしょうか?

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