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中性脂肪がもたらす高血圧の余波とは?血管の老いは全身の老い

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「お若いですね」「その発想はすごいですね」

外見の若さや考え方の柔軟性を褒められると、悪い気はしないものです。でも、見た目や思考ではなく、血管の若さ・柔軟性はどうでしょう。

普段目にすることのない血管は、加齢とともに弾力を失い硬く老化していきます。

中性脂肪がもたらす高血圧は、そのスピードを加速させてしまいます。高血圧の恐ろしさ、気を付けたい点などご紹介します。

高血圧とはどんな状態のことを言うの?

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実際にどのような状態を高血圧というのでしょうか。

血圧が示したい指標とは?

血管には、血液が流れることで内側から押す力が働き、圧力がかかります。この圧力のことを、血圧と言います。

心臓はポンプの役割をし、全身に血液が運ばれていきます。

  • 心臓が収縮し血液を送り出すときの「収縮期血圧」が最高血圧
  • 戻ってきた血液で心臓が拡張したときの「拡張期血圧」が最低血圧

と呼ばれます。

日本高血圧学会が定義する高血圧とは?

日本高血圧学会が定義する高血圧の基準は、最高血圧が140mm/Hg、最低血圧が90 mm/Hgです。

「上が140で下が90だと~」という言い方しますよね。高血圧は、更に3段階に分類される数値があります。

分類 最高血圧 最低血圧
Ⅰ度高血圧 140~159 90~99
Ⅱ度高血圧 160~179 100~109
Ⅲ度高血圧 180~ 110~

当然ですが、数値が高いほど重症です。

9割が原因不明の高血圧は奥が深い?

日本人の高血圧、90%は特に原因となる病気のない【本能性高血圧】といわれています。

病気ではないのに、どうして高血圧になるのでしょう。

高血圧を作る原因

まずは加齢による血管の老化、そして遺伝的な要素の可能性が指摘されているほか、飲酒や喫煙、食習慣やストレスも要因になります。

特に脂肪分や塩分の摂りすぎは、大きな影響があります。

血中脂質が高くなると

血液中に含まれる脂質を血中脂質といい、主なものはコレステロールと中性脂肪です。身体に悪いイメージがありますが、どちらも生命を維持するために欠かせない栄養素です。

しかし、血中脂質の値が高くなると「脂質異常症」になります。その過剰な中性脂肪が内臓の周囲や間に蓄積された「内臓脂肪」は、高血圧の要因の一部になります。

病院では分からない高血圧「仮面高血圧」

今の時代、血圧は病院で測ってもらうだけではありませんよね。家電量販店の健康機器のコーナーには、体重計や体温計のほか、家庭用の血圧計が並んでいます。

「仮面高血圧」は、そうして家庭でも気軽に血圧が測れるようになり、分かってきた症状です。

大事なのはいつもの血圧

「仮面高血圧」は、病院などで検査すると正常なのに、違う条件のときは数値が高くなります。

高血圧が一つの要因となる、脳卒中や心筋梗塞などは、早朝から午前中に多く発生しており、起床時に血圧が高くなる「モーニングサージ」と呼ばれる症状との関連が指摘されています。

「仮面高血圧」のほうが、通常の高血圧より危険な場合もあるため、普段から家庭でも血圧を測る習慣をつけましょう。

中性脂肪目線から内臓脂肪がたまって高血圧を招く2つのルート

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高血圧症の9割は複合的な要因があり、ここを改善すれば血圧は正常値に、という明確が原因は分かりません。

しかし中性脂肪も要因の一つであることは間違いありません。その中性脂肪が内臓に蓄積し高血圧になる仕組みを解説します。

内臓脂肪から高血圧ルート①内臓脂肪から血圧を上げる物質が分泌

「アンジオテンシノーゲン!」ハリーポッターの呪文ではありません。耳慣れない単語ですが、血液中にある物質です。

主に肝臓で作られますが、脂肪細胞でもつくられているため、内臓脂肪が増えると分泌も増えてしまいます。

血液の水分量を増やしてしまう

アンジオテンシノーゲンは酵素により変換され、最終的にアルドステロンいう物質になります。これは、ナトリウムを体内にとどめる働きをし、血液の水分量を増やします。

そうして血液中の水分量が増えると、血管にも負担がかかり血圧が上がるのです。

内臓脂肪から高血圧ルート②血管壁にたまった脂肪で血液が流れにくくなる

もうひとつ、内臓脂肪が血圧を上げてしまう怖い理由があります。脂肪が血管壁にたまっていくのです。

そうして通り道が狭くなると血液は流れにくくなり、ポンプ役の心臓はより強く血液を押し出そうとします。結果血管に強い圧力がかかり、高血圧の仲間入りになるのです。

高血圧は危険な病気の引き金に 血管がもろくなると全身がもろく

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高血圧になるいろいろな要因を説明してきましたが、血圧が高い状態はどんな危険があるのでしょう。

高血圧は、血管に負担をかけます。血管年齢が上がり、血管がもろくなることは、さまざまな病気の引き金になります。

  • 危険レベル1

睡眠時無呼吸症候群

眠っている間に、呼吸が止まってしまう病気です。10秒以上呼吸停止が続き、一定の回数を数えると、この病気と診断されます。

睡眠不足による日中の眠気や、だるさといった症状だけでなく、他の病気の原因にもなりかねません。

喫煙や飲酒の習慣があり、太っている方などがなりやすいですが、高血圧患者にも多い疾患です。

糖尿病

血糖値(血液中の糖分の濃度)が高くなる病気です。

食べたものが消化吸収されブドウ糖が血液に入ってくると、血糖値は高くなります。この状態を高血糖といい、高血糖が続くと糖尿病と診断されます。

失明や腎臓の障害など、さまざまな合併症が表れます。また糖尿病も高血圧患者が多い病気です。

※若いうちに発症することが多いⅠ型糖尿病は例外

腎臓病

腎臓病は原因や症状の違いで、様々な種類に分けられます。

腎臓の働きが悪くなり、症状が進行すると人工透析や腎移植が必要になる場合もあります。

腎臓病により高血圧になることもありますが、長く続く高血圧もまた腎機能を低下させます。

  • 危険レベル2

動脈硬化

動脈の血管が硬くなり、弾力がなくなった状態です。

血管の内側が詰まりやすくなります。高血圧が原因の動脈硬化もあります。

  • 危険レベル3

脳卒中

血管が詰まる脳梗塞と、血管が破れる脳出血に分けられます。

特に高血圧患者が気を付けなければいけないのは脳出血で、圧力により血管が破裂する恐れがあるためです。

狭心症・心筋梗塞

高血圧が続くことは、心臓を取り巻く動脈である冠動脈への影響も深刻です。

冠動脈の血流が悪くなり一時的に心臓が酸欠になるのが狭心症、血流がほとんど止まり、心筋の一部が壊死してしまうのが心筋梗塞です。

心肥大・心不全

また、高血圧が続くと血液を全身に送るため心臓により大きな力が必要になります。その結果、心臓の筋肉が鍛えられて厚くなり、心肥大と呼ばれる状態になります。

一見心臓にボディビルダー化が起こりたくましくなったように思いますが、心肥大が進むと心臓の機能が衰え、心不全につながるのです。

高血圧対策レシピ ついでに中性脂肪もやっつけよう

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身体のあちこちと絡み合う高血圧ですが、食生活を見直ことで、ある程度は血圧をコントロールすることができます。

ポイントは脂肪分・塩分を少なくし、野菜や果物を多く食べることです。高血圧対策の食事は、同時に中性脂肪を減らす効果もあります。

簡単なおススメのレシピを一つ紹介します。

・マグロのネギマヨ丼(1人前・約418kcal)

【材料】1人分

白米 1合

麦 大さじ1

マグロ赤身 50g

青ネギ 適量

のり 適量

★マヨソース

マヨネーズ 大さじ1

白ごま 小さじ1

しょうゆ 小さじ1/2

わさび 少々

  1. 白米と麦を炊く。
  2. マグロを一口大に切り、マヨソースで和える。
  3. 炊きあがったご飯を器に盛り②を載せて、刻んだのりとネギを散らす。

マグロには、良質な脂DHAEPAとたんぱく質が豊富です。

ネギなど薬味を使うと塩分が少なくても、味気ない感じになりません。シソやミョウガなどでもいいですね。

まとめ

80.79歳。これは厚生労働省が発表した、2015年版日本人男性の平均寿命です。人生80年健康でいるためには血管の若さを保つことが大切です。

高血圧で老化を加速させないため、まずは日常的に血圧を測る習慣を身につけて見てはいかがでしょうか。

血圧対策は中性脂肪対策にもなります。

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