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基本情報 食習慣 高い中性脂肪値の原因

お酒の飲みすぎが中性脂肪を上げる原因に アルコールの作用って知ってる?

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お酒は「百薬の長」。適度に飲むことは健康にいいとされていますが、ついつい飲みすぎてしまうのが現実です。

美味しくて楽しいお酒。だからこそ、飲みすぎることで身体にどんな負担がかかり、中性脂肪にどんな影響が及ぶのか、しっかり学びましょう。

お酒の飲みすぎで中性脂肪が増える?肝臓でアルコールが大暴れ!

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アルコールを摂りすぎると、中性脂肪が上昇するだけではなく肝臓にも負担がかかります。

肝臓の働きの一つにアルコールの処理がある

肝臓は原料を化学反応させて、代謝・解毒・胆汁の生成をする、工場のような役割を持ちます。

その中の一つに、アルコールの分解・解毒処理もあるのです。

糖質・脂質・たんぱく質など栄養素の代謝

糖質・脂質・たんぱく質などは、必要な時にエネルギーの元として供給するため、使える形に変えて肝臓に貯蔵しています。

食べ物の消化に必要な胆汁の分泌

肝臓は、脂肪の消化吸収を助ける消化液「胆汁」の生成・分泌をします。

アルコールなどの有害物質の解毒

身体に影響を及ぼさないよう、肝臓はアルコールや薬、老廃物など有害なものを分解し、解毒します。

アルコールでは、三段階の工程を経て、無毒化・排出されます。

  • 分解1:ADH(アルコール脱水素酵素)がアルコールを毒性のあるアルデヒドに分解
  • 分解2:ALDH2(アセドアルデヒド脱水素酵素)がアルデヒトを無害な酢酸に変化させる
  • 排出:酢酸は全身をめぐって、水と炭酸ガスに分解され体外へ排出される

アルコールの過剰摂取で中性脂肪が上がるワケ

アルコールを過剰摂取した時の肝臓は大忙しです。もともと肝臓がアルコールを分解・代謝をする工程で、必ず中性脂肪は合成されます。

ただし、アルコールの過剰摂取により、爆発的に合成が進むのです。そのメカニズムを整理しました。

①脂肪酸が活性化する

アルコール過剰摂取を繰り返すと、アセトアルデヒドが脂肪の分解を抑制し、中性脂肪の原料になる脂肪酸が活発になります。

②脂肪酸により中性脂肪が合成される

中性脂肪の原料となる脂肪酸が活発になることで、肝臓に中性脂肪が溜まります。

③合成された中性脂肪は血液中へ放出される

肝臓で合成された中性脂肪は、血液に拡散されます。

④アルコールが分解を抑制し血液中の中性脂肪数値が上昇

お酒を過剰摂取すると、アセトアルデヒドが分解を抑止し、血液中への運搬力も滞ってしまうので、中性脂肪の数値が上昇します。

溜まる中性脂肪にピンチ

肝臓は中性脂肪をつくって、エネルギー源として血中に放出します。しかし使うエネルギーよりも中性脂肪が多いと、肝臓にどんどん溜まっていきます。

そんな中性脂肪を抱え続け、肝臓の30%以上が脂肪化してしまった状態を「脂肪肝」といいます。まさにフォアグラ状態です。

溢れ出す中性脂肪がもたらすものとは?

また、身体のエネルギー源として血液中に放出された中性脂肪が、使われなかった場合は内臓脂肪や皮下脂肪として蓄積され、肥満やメタボリックシンドロームの要因になります。

楽しいお酒ですが、飲みすぎると肝臓の本来の動きを妨げ、中性脂肪をどんどん増やす麻薬となります。お酒の量が肝心です。

中性脂肪を上げないお酒の適量と飲み方を学ぼう

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中性脂肪を爆発的に合成させるアルコール。

禁酒とはいかなくても、中性脂肪を上げないお酒の量と飲み方を知って「百薬の長」にしましょう。

適量のアルコールは善玉のHDLコレステロールを増やす

アルコールは、心疾患の予防に効果があるとされます。適量のアルコールを摂取することで善玉のHDLコレステロールを増やし、血管が詰まりにくくなるためです。

アルコールを飲むとからだがポカポカ温まりますよね。これはアルコールが血管をやわらかくほぐし、血行を促進してくれる作用があるためです。

適量のアルコールってどのくらい?

是非ともアルコールの恩恵を受けたいものですが、飲み過ぎは中性脂肪爆弾。適量とは、どれくらいの量をいうのでしょうか。

個人差もありますが、厚生労働省が「節度ある適度な飲酒」で数値化したものによると、日本人のアルコール代謝は1日平均20g程度となっています。

酒種別のアルコール20gを含む量をみてみましょう。

酒名 アルコール度数 適量
ビール 5度 中びん1本(500ml)
日本酒 15度 1合(180ml)
焼酎 25度 0.6合(約110ml)
ウイスキー 43度 ダブル1杯(60ml)
ワイン 14度 1/4本(約180ml)
チューハイ 5度 1.5缶(約520ml)

いつも飲んでいる量と比較していかがでしたか。

これが適量、これが笑っていられるお酒の量です。

飲みすぎないための工夫で乗り越えられる

飲み過ぎないためには、何か食べながら飲むことが大事です。アルコールの分解にはたんぱく質、ビタミンが必要です。

カロリーオーバーにならないように、低カロリーでたんぱくが多いものをおつまみに選びましょう。

適度に水を飲みながらお酒を楽しもう

アルコールを飲むと、分解するために体内の水分も失われます。

合間に水を飲みながらゆっくり飲むように心がけると、二日酔いの予防にもなります。

2杯目からは苦手なお酒を頼んでみる

飲み過ぎない方法の一つに、1杯目は好きなお酒、2杯目はちょっと苦手なお酒でチビチビ。

意外な方法ですが、酔いすぎないで、ゆっくりお酒の席を楽しめます。

お酒を飲まない日を作りましょう

お酒が強いから毎日飲んでも大丈夫、と考えている方は要注意です。適量といわれているアルコール量20gを60~70kgの方が肝臓で分解するのには、おおよそ3時間はかかるといわれています。

脂肪肝や肝機能障害の原因には「飲酒を続けた期間」も関係があるといわれています。適量を守っても、毎日お酒を飲み続けると肝臓に負担がかかります。

肝臓を休めてあげるためにも、お酒を飲まない日を作りましょう。

糖質のない焼酎なら中性脂肪に影響なし?成分から真実を探れ!

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糖質量がゼロの焼酎ですが、グビグビのんでも大丈夫!と自信満々に宣言されている方がよくいますが、本当に大丈夫でしょうか?

答えは、NOです。確かに糖質は中性脂肪のよき材料ではあり、そんな糖質がない焼酎であれば、中性脂肪にお悩みの方にとっては相性抜群のお酒に思えます。

ただし、アルコール自体も中性脂肪爆弾であることは、前述の通りです。

落ち着いて、お酒との距離を保つべきです。

まとめ

飲み過ぎは中性脂肪を上げるだけじゃなく、肝臓にも負担をかけてしまうことを理解していただけましたか。

お酒は心の健康にも効きます。適量と上手な飲み方を知ることで、永く楽しく。上手にお酒とお付き合いをしていきましょう。

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