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基本情報 避けられないこと

遺伝で中性脂肪が高くなる 習慣を変えても改善しない体質もある

投稿日:

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予防や改善の前に大切なことがあります。体質を知ること、身体的な特徴を知ることです。

根本となる原因を探ることで、効果的で無駄の少ない対処が可能になります。中性脂肪においても同じこと。

努力しても下がらないのには、遺伝という超えることが敵わない壁があったのかもしれません。

遺伝が原因の血液異常は原発性高脂血症によるもの

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能力や個性には、先天的なものが大いに影響します。それは遺伝によると言っても過言ではありません。

原発性と二次性

脂質異常症とは、血液中の中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールが高い状態、またはHDL(善玉)コレステロールが低い状態を指します。

脂質異常症は、さらに原発性(遺伝が影響するもの)と二次性(他の病気や薬が影響を与えるもの)に大別されます。

ここでは前者について、種類とその特徴などについて解説します。専門用語が多いのですが、流れさえ理解できれば医療機関から説明されたときなどお役に立てると思います。

タイプ①中性脂肪値が高くなる

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中性脂肪は食物を摂取することで体内に取り込まれ、消費されないものが蓄積、血液中に流れ込みます。

これが遺伝や先天的な理由により、蓄積しやすくなり異常値に達することがあります。

原発性高カイロミクロン血症

遺伝子の影響や特定のたんぱく異常が原因で、血中にカイロミクロンが蓄積する病気です。

カイロミクロンは食事由来の栄養素(主に中性脂肪)を肝臓へ運ぶ働きをもっています。

運ぶ手助けをするリポたんぱくリパーゼが機能しないと(または欠損していると)カイロミクロンが増え、脂質異常につながります。

内因性トリグリセライド血症

家族性IV型高脂血症(または家族複合型)と特発性高トリグリセライド血症があります。

家族性IV型高脂血症は家族の健康状態や死亡原因などから、遺伝が影響すると判断されています。

また特発性高トリグリセライド血症は原因が特定できない遺伝子などが異常値を引き起こす状態を指しています。

タイプ②コレステロール値が高くなる

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次に先天的にコレステロール値が高い状態について説明します。

特にLDLコレステロール(悪玉)が高いと脂質異常の疑いがあります。

原発性高コレステロール血症

家族性高コレステロール血症と家族性複合型高脂血症の2種類があります。いずれも遺伝子異常が原因とされ、遺伝子が確定したものと、まだ特定されていないものがあります。

家族性高コレステロール血症は遺伝による影響が強く、生活習慣とほとんど関係なく起こります。また家族性複合型高脂血症は若年での心筋梗塞発症の報告が多くみられ、65歳以下の心筋梗塞患者の基礎疾患として30%を占めるとされる報告もあります。

原発性高HDLコレステロール血症

先天性の難病とされ、数万人に一人という発症率です。日本で発見されましたが、欧米諸国や他のアジア諸国での発症例は散見されるにすぎません。

血中のLDL・HDLそれぞれのコレステロール量や質を制御するコレステリルエステル転送蛋白(CETP)が先天的に欠損していると、HDLコレステロールロールが高くなります。

基本的にHDLコレステロール値は高くても良い、とされ問題視されませんでした。しかし医学の進歩とともに一定の数値以上では動脈硬化を伴いやすく、冠動脈疾患になる可能性があると考えられています。

まだまだ分かっていないことも多く、経過観察などしながら医師による治療判断に委ねる現状のようです。

タイプ③中性脂肪値 LDLコレステロール値がともに高くなる

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遺伝による脂質異常でもっとも厄介なのが、中性脂肪、LDLコレステロールともに高い数値の場合です。

血管にダメージがおよぶ危険性が高く、適切な処方が急務です。

家族性Ⅲ型高脂血症

この遺伝性疾患を受け継ぐと、若い時期に動脈硬化を発症する可能性が高くなります。

さらには、心臓発作や脳梗塞に発展するリスクも高くなります。女性よりも男性に症状がみられる傾向があり、若い年代で発症することが多いようです。

両親のどちらかにこの障害がある場合、子供に50%の確率で遺伝し、両親ともこの障害を持っている場合は75%の確率で遺伝するとの報告があります。あきらかに遺伝によるものと言えます。

中性脂肪の高値 遺伝が3割 生活習慣が7割は本当?

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健康に関する書籍・雑誌またはWebサイトには、このような割合の情報が出てくるようですが、果たして本当なのでしょうか?

健康診断で中性脂肪値に注意が必要との診断が下ると、ついつい自身の生活習慣を疑ってしまいます。それは身に覚えがあるからかも知れません。

しかし本当の原因や理由はどこにあるのかを把握しないと、一向に改善しません。割合に左右されることはないのです。原因に沿った対処方法が大切です。

もしその原因が遺伝や先天的なのであるならば、薬事療法をするしか数値を下げることはできません。後天的な生活習慣で改善できるものではないのです。

遺伝が原因の場合、詳しい解明がされず有効な対処方法が確立されていないケースもあります。氾濫する情報に左右されず、病状をしっかり捉え医師と相談しましょう。

それが改善への近道であり、症例として今後の治療にも生かされることになります。

まとめ

身長や体形、顔のつくりや髪の毛の有無や濃さ薄さ。足が速いとか絵がうまいとか苦手だとか。あれやこれや。

自分にとって嫌なことやコンプレックスに限って、親に似ていると感じた経験は誰でもあるのではないでしょうか?遺伝による影響は避けて通れません。残念ながら病気もその傾向は否めません。

遺伝子に組み込まれた異常は、高い確率で子孫に引き継がれます。それは発症率の高さに表れています。自身にそのような症状があるならば、親の責任としてわが子への悪しき遺伝を疑い病理の有無を確かめるべきです。

適齢になった段階で敵的に検診を始めるようにしましょう。

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