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夏と中性脂肪には【うなぎ】でしょ! DHAEPAたっぷりで心と身体フル稼働

投稿日:2016年11月30日 更新日:

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夏の暑さを乗り切るにはうなぎに限る!という人も多いのではないですか。古くから歌に詠まれるなど、日本人にとって「夏はうなぎ」というほど馴染み深く、夏の風物・習慣とさえ言えそうです。

一方では元気が出る精がつく、という事は中性脂肪を左右するカロリーが心配という方が多いのも確かです。しかしそうは言い切れません。

うなぎは魚です、しかも“アレ”が豊富に含まれている事を忘れていませんか。

うなぎの成分から分かる効果・効能

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食欲が減退する夏に、なぜこってりしたうなぎを食べるのでしょうか。栄養価が高く、元気回復にはもってこいです。しかし、単にこってりしているだけではあえて夏に食べる気持ちも起きませんよね。胃もたれしないか心配です。

そんな心配事をよそに成分を調べてみると、食べる理由がハッキリと分かりました。疲れたカラダが欲したうようです。

うなぎ(養殖、生)100gあたりの栄養成分表

タンパク質 17.1g
脂質 19.3g
炭水化物 0.3g
ビタミンA レチノール 2400μg
βカロテン 1μg
ビタミンB群 B1 0.37mg
B2 0.48mg
B6 0.13mg
B12 3.5μg
ナイアシン 3.0mg
葉酸 14μg
パントテン 2.17mg
ビオチン 6.1μg
ビタミンC 2mg
ビタミンD 18μg
ビタミンE群 α 7.4mg
β 0mg
γ 0.1mg
δ 0mg
ナトリウム 74mg
カリウム 230mg
カルシウム 130mg
マグネシウム 20mg
リン 260mg
0.5mg
亜鉛 1.4mg
0.04mg
マンガン 0.04mg
ヨウ素 17μg
セレン 50μg
モリブデン 5μg
脂肪酸 飽和 4.12g
一価 8.44g
多価 2.89g
コレステロール 230mg

タンパク質、脂質、ビタミン類、各種ミネラルをバランスよく含んでいます。

レチノールは身体を守る成分

特にビタミンA(レチノール)が多く含まれており、蒲焼き1食分で2日分の所要量を摂ることができます。レチノールは免疫力を向上させ、感染症から守る作用があります。

ビタミンB2は脂質の代謝に関与

またビタミンB2が多く含まれていることも知られています。ビタミンB2は、脂質の代謝を促進し分解をたすけ、エネルギーに転嫁してくれる作用があります。疲労回復につながるという訳です。

エネルギーの使われる順序を最適化する

夏の暑さで疲れた身体を夏風邪などの感染症から守り、素早くエネルギーが充填されるというメカニズムが理解できると思います。

ちなみにかつ丼や天丼は一人前800kcal前後ですが、うな丼だと600kcal程度に抑えられます。見た目やイメージより低いですね。

薬味の山椒も夏仕様

またうな重には薬味として山椒が添えられてきますが、ここにも理由があります。山椒には胃酸の分泌を促す役目があって、食欲を刺激し増進につなげてくれるのです。やっぱり、夏はうなぎで決まりです。

うなぎが中性脂肪を下げると言われている理由

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含まれるビタミンB2のはたらきが脂肪分解につながる事は、前述の通りです。注目したいのは脂肪酸が豊富だということ、しかも不飽和脂肪酸が多く含まれています。つまりDHAやEPAが多く含まれているという事です。

青魚をオススメするのはDHAEPAのため

DHAとEPAの脂肪分解作用は多く知られるところです。青魚を摂取することで生活習慣病の予防につながる事も広く周知されるようになりました。

以下はDHA・EPAが多く含まれる魚を比較したものですが、代表選手であるサンマやいわしと遜色がありません。

DHA・EPAが多く含まれる魚 可食部100g

DHA(mg) EPA(mg)
まぐろ(脂身) 2877 1972
ブリ 1784 898
サバ 1781 1214
サンマ 1398 844
うなぎ 1382 742
まいわし 1136 1381

エネルギーに転嫁しづらい肉類を食べるよりも、食欲が落ちる夏場はうなぎなどでパワー補給するというのが理にかなった食事と言えそうです。

うなぎは養殖と天然で変わる?

一般的には、双方の成分量・配分に大きな差異はないと言われています。という事は、中脂脂肪などへの効果も差異が少ないと言えそうです。

しかし、品質管理にともなう鮮度保持が悪いと、成分のバランスを壊し十分な効果が期待できないという事につながります。

酸化対策も重要になる

特にDHAやEPAの効力を得るためには酸化防止が必要です。養殖ものの場合、一貫した管理体制が敷かれえいます。しかし天然ものはどうでしょう。

流通管理が出来ているのは養殖か

トレーサビリティが充実して、生産地や生産方法(科学薬品が多いエサなど)の偽装はあり得ない時代です。反対に、天然ものは産地や捕獲方法やその後の管理などが影響して、食味にばらつきがあったり個体に大小があったりするようです。

なんだか皮肉な話ですよね。捕獲後の管理が届かないと酸化が進む可能性が高まります。

うなぎの消費動向から読み解くうなぎの価値観

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うなぎ(かば焼き)の消費動向と高血圧・脂質異常症の都道府県別分布を比較すると、興味深い傾向を見ることができます。

関東をしのぐ東海と近畿地方

消費動向では、中京・東海地区と近畿の消費が目立ちます。反対に消費が少ないのは東北・北海道、また九州・沖縄となっていて地方に向かえば向かうほど消費が減る傾向があります。

出典:うなぎの蒲焼きの消費動向
http://www.murc.jp/thinktank/economy/analysis/research/report_140926.pdf

生産量ナンバーワンは鹿児島県

もうひとつうなぎの生産量都道府県では、1位鹿児島、2位愛知、3位宮崎、4位静岡となっています。うなぎと言えば浜松と思っていましたから意外な順位です。

うなぎ生産高ランキング
順位 都道府県 生産高
1 鹿児島 6,838t
2 愛知 4,918
3 宮崎 3,167
4 静岡 1,490
5 三重 292t

出典:うなぎ生産高(http://unagichoice.xyz/page-443/page-383)

消費動向は大阪と名古屋が競って高い

消費動向は消費金額を基準としているので人口の多い大阪が高くなりますが、愛知は生産高が2位という事が背景にあり、消費量・金額とも高いと言えそうです。

出典:うなぎの蒲焼きの消費動向
(http://www.murc.jp/thinktank/economy/analysis/research/report_140926.pdf)

大阪の消費量が軒並み高水準な理由

一方、大阪はなぜ消費が多いのか?大阪人にとってうなぎは特別なものではなく、丑の日などに関係なく日常でも食べるという食習慣が関係しているようです。食い倒れの街らしい特徴ですね。

うなぎの消費による中性脂肪への影響とは?

愛知・大阪の高血圧・高脂血症の状況を見てみると、愛知が全国の中位にあり、大阪は下位にあります。反対にうなぎ少量が少ない東北・北海道は上位にランクインしています。

出典:厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/chiiki-gyousei_03_07.pdf)

食生活全体を比較しないと結論透ける事は出来ませんが、うなぎ消費と対比すると多い県には高血圧・高脂血症の患者数が少ないという傾向が見られました。

ご馳走と言えば、お肉ではなくうなぎという意識改革をすれば、全国的に中性脂肪値の改善がみられるかもしれませんね。

中性脂肪に効果抜群!うなぎの食べ方

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海外出張から帰ったばかりの友人が、うなぎ食べたいとなり、つきあった事があります。焼けるニオイ、ふたを開けたときの湯気、しかし何と言ってもタレが染みたご飯がたまらないそうです。

一気に平らげ「日本人でよかった」と一言。そんな心を満たしてくれるうなぎを、おいしいだけじゃなく、健康的にいただきましょう。

ご飯食べ過ぎ注意報

ご飯大盛りのうな重、うな丼などは避けましょう。それは、「ご飯、少な目で」と伝える勇気が必要です。うなぎ単体であればカロリーは高くないのですが、ついつい相性ピッタリのご飯を、食べ過ぎてしまいます。

炭水化物(糖質)の食べすぎは中性脂肪爆発のもとです。タレの甘みも糖質ですので、味つけは白焼きのほうがいいようです。

フルーツや野菜も忘れずに食べよう

うなぎだけでは、ビタミンCと食物繊維が不足します。ビタミンCはうなぎに含まれている他のビタミン類とともにはたらき、食物繊維はうなぎにまったく含まれていない成分なので、この2つを上手にクリアできたならば、摂取バランスを保ち不要なものを排出してくれます。

繊維のかたまり【ごぼう】ビタミンCの集合体【グレープフルーツ】

繊維質と言えばごぼうです。きんぴらやごぼうサラダを副菜で、デザートはビタミンC豊富なグレープフルーツがいいでしょう。口の中もさっぱりさせてくれそうです。

かば焼き タレは我慢を

つらい選択なのはわかっています。元来脂が多い魚なので、蒸してから焼くというかば焼きの油を落とす調理法は理に適っています。しかし、タレをつけ過ぎると塩分や糖分が気になります。繰り返しますが、つらい選択です。

うなぎでは刺身などの生食をしない理由

DHAやEPAは熱に弱いでの本来は刺身などの生食が望ましいのですが、うなぎの刺身はなかなか見かけませんよね。食感が柔らかいこともあるのでしょうが、理由はほかにあります。うまぎの血には毒が含まれているからなのです。

うなぎの血の毒素

毒性は弱いのですが下痢や発熱などを引き起こす危険性があるのだとか。もし調理することがあるなら、十分水洗いすること、60度以上で加熱殺菌することが必要です。なかなかうなぎを自宅でさばく人もいないと思いますが、頭に入れておきましょう。

本場では刺身も食べられる

うなぎの本番、浜松ではお刺身で食べる事ができるようです。プロの調理人が注意深く血抜きをしたお刺身は、まるでフグのような味わいで、珍味だそうです。ポン酢と紅葉おろしでいただくとビタミンCも摂れるし、理想的な食べ方ですね。

まとめ

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原文:石麻呂に吾(われ)物申す夏痩せに良しといふ物ぞ鰻(むなぎ)漁(と)り食(め)せ。

現代訳:私は石麻呂に忠告しました、夏痩せにはウナギがいいらしいから、とってきて食べたほうがいいですよ。

これは8世紀、大伴家持が年配の有力者吉田石麻呂という人にからかい半分で読んだものと言われています。

土用の丑の日にうなぎを食べましょうという習慣を広めたのは平賀源内だという説がありますが、彼が理由もなく言い出したのではなくこのような歌の存在があったからだとも言われています。

所説あるでしょうから真偽は他に譲るとして、日本ではずいぶん昔からうなぎを食べる習慣があり、特に夏場に適した食材であることは間違いないようです。

天然うなぎの漁期は5月から12月頃までで、水温がさがり冬眠に備えて栄養分を蓄ええた10月が旬だと言われています。上品な脂と独特の歯ごたえは養殖ものでは味わえないものです。しかし、天然ものの流通は1%未満です。

天然ものを体験できるのは、ごく限られた消費者になります。栄養価に差異が少ないという事であれば養殖ものを便利に使いましょう。養殖ものであれば季節を問わず利用できます。

最近はレトルトや冷凍技術もレベルが高いです。疲れたな、精神的に参ったなという時はうなぎに頼るのがいいようです。

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